「彷彿」と「想起」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「彷彿」と「想起」の違いとは?違い

この記事では、「彷彿」「想起」の違いを分かりやすく説明していきます。

「彷彿」とは?

「彷彿」「ほうふつ」と読みます。

「彷彿」は、「ありありと想像すること」という意味があります。

「よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること」という意味があります。

何かを目の当たりにするような気持ちになる時に「彷彿」という言葉を使うことができるのではないでしょうか。


「想起」とは?

「想起」「そうき」と読みます。

「想起」は、「以前にあったことなどを、思い起こすこと」という意味があります。

何かを見たとき、以前にあったことを思い起こすような場面で、「想起」という言葉を使います。


「彷彿」と「想起」の違い

「彷彿」「想起」の違いを、分かりやすく解説します。

「彷彿」は、「ありありと想像すること」という意味があります。

一方で「想起」は、「以前にあったことなどを、思い起こすこと」という意味があります。

どちらの言葉も、ある物事や出来事などが、何かを思い起こさせるという共通の意味があります。

しかし「彷彿」は、比較的自由に様々な物事を思い起こさせる言葉なのに対して、「想起」は、過去の出来事を思い起こさせることに限定しているという、大きな違いがあります。

「彷彿」の例文

・『親を彷彿とさせるような、容姿をした子供』
・『故郷を彷彿とさせる景色だ』

「想起」の例文

・『彼の言葉は、ある場面を想起させた』
・『過去の事件を想起させる、凶悪な事件が起こった』

まとめ

「彷彿」「想起」という2つの言葉の違いについてみてきました。

2つの言葉には、何かに触れて、何かを思い起こすという共通の意味がありました。

しかし、「彷彿」が思い起こさせる範囲は広いのに関して、「想起」は、過去の出来事に限定するという違いがあります。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになるのではないでしょうか。

違い
違い比較辞典