「志す」と「策する」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「志す」と「策する」の違いとは?違い

この記事では、「志す」「策する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「志す」とは?

将来の目標を掲げて、やるべきことをまっとうして学ぶことを「志す」【こころざす】といいます。

行き着くところを目指しては達成するべく計画を立てては目標に向けて進んで行動するのです。

例えば、会計士になりたいと思えば専門学校に行って学び、資格を取得します。

このように、自分の将来を考えたとき、行く所を定めて目指すその考えと行動を指す言葉です。


「策する」とは?

必要な計画を自分なりに練ることを「策する」【さくする】といいます。

計画的に物事を考えてはどのように実行すればうまく計略的に進められるかを考えられるのです。

類語に企てるという言葉があるように、頭で何をどのように進めるか具体的に考えては実行に移すためにはかりごとをします。

このように、戦略するために計画を企てるという意味を伝える言葉です。


「志す」と「策する」の違い

ここでは「志す」「策する」の違いを、分かりやすく解説します。

自分で立てた目的を達成するために行動することを「志す」といいます。

「教師を志す」といえば教壇に立ち、生徒に教えるための仕事に就けるよう勉強して、教員免許を取得するのです。

もう一方の「策する」は、はかりごとして、どのようにすれば事態は良い方向に傾くか模索するといった使い方をします。

他にも「対策する」といった使い方して、問題が起きたときはその悪い状況を改善するために策を考えるのです。

「志す」の例文

・『科学の専門家を志すために朝から勉強に励む』
・『映画監督を志す者は、独創的な発想を持つ必要性がある』

「策する」の例文

・『借金を返すために家を売り、車を手放して金策する』
・『車のエンジンが故障した原因は何か突き止めて対策する』

まとめ

目指すものを実現させるために何を「志す」か、対策するためにはどのように行動したらいいかとの違いがあります。

どのような状況で使うかに目を向けて、場面により使ってみるといいでしょう。

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