この記事では、「言い過ぎ」と「大げさ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言い過ぎ」とは?
「言い過ぎ」は「いいすぎ」と読みます。
意味は、「ものごとを、度を超えて話し、相手に誤解や不快感を与えること」です。
事実を述べる時に、感情が混じって攻撃的になったり、内容が細かくて相手を傷つけてしまうことです。
「言い過ぎ」の言葉の使い方
「言い過ぎ」名詞・形容動詞として「言い過ぎだ・である」「言い過ぎて反省する」などと使われます。
「言い」は動詞「言う」の連用形で「心に思っていること、考え・判断などを相手に伝達するために、言葉にすること」という意味、「過ぎ」は動詞「過ぎる」の連用形が名詞化した言葉で、動詞の連用形などに付き「行為・状態などが度をこえている」という意味、「言い過ぎ」で「心に思っている考えや判断などを相手に伝えるための言葉が度をこえていること」になります。
「大げさ」とは?
「大げさ」は、「おおげさ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「仏教の僧侶が正装として肩から掛ける布で、サイズが大きいもの」という意味です。
2つ目は「刀などで、肩から斜めに人を斬ること」という意味です。
3つ目は「ものごとを実際以上に誇張すること」という意味です。
「大げさ」の言葉の使い方
「大げさ」は名詞・形容動詞として「大げさだ・である」「大げさな話」などと使われます。
漢字で「大袈裟」と書き、語源は以下の通りです。
1つ目は、臨済宗の開祖である「栄西」が、大きな袈裟を身に付けていて、いつも話が長かったことから、「ものごとを実際よりも大きくすること」として使われる様になったという説です。
2つ目は、「大胆な」という意味の「大気さ(おほげさ)」が語源で、「大袈裟」という漢字が当てられたという説です。
「言い過ぎ」と「大げさ」の違い
「言い過ぎ」は「心に思っている考えや判断などを相手に伝えるための言葉が度をこえていること」です。
「大げさ」は「ものごとを実際以上に誇張すること」です。
まとめ
今回は「言い過ぎ」と「大げさ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。