「女中」と「下女」の違いとは?分かりやすく解釈

「女中」と「下女」の違いとは?違い

この記事では、「女中」【じょちゅう】と「下女」【げじょ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「女中」とは?意味

江戸時代では、武家屋敷や宮中に女性が住み込んで食事を作ったり、来客者の出迎え、部屋の掃除や片付けをする人を「女中」【じょちゅう】といいます。

雇用者の服を洗って用意したり、散らかした後の片付けするのが中心であり、ときに用事を聞いて代わりに必要なものを買ってくることもありました。

来客に対しても失礼なく出迎えるため礼儀正しく、表情も豊かな人を採用する傾向が見られます。

雇用主の身の回りをするという立場から、「上女中」【かみじょちゅう】とも呼ばれていました。


「下女」とは?意味

雇用者夫妻に雇われている女性の中でも、食事作りや洗濯などの水回りを任される人を「下女中」【しもじょちゅう】と呼びます。

下女中を省略して「下女」【げじょ】と呼び、炊事や掃除、洗濯をやらせていたのです。

家に住み込み、家事を中心に朝から晩まで働いていました。

明治時代になっても貧乏のため口減らしのために家を出されたり、子守りが出されて人に雇われる女性が多くいました。


「女中」と「下女」の違い

「女中」「下女」の違いを、分かりやすく解説します。

将軍家や大名家など接待するのが仕事である「女中」は、客が来れば真っ先に玄関に行って用件を聞き、雇い主に伝えるのが仕事です。

誰が何のために訪問したのか聞いて、必要があれば家の中に通してお茶を出すのも大事な役目でした。

公家や宮中、仕官に奉公する女性を指す呼び方でもあり、御殿女中とも呼ばれています。

もう一方の「下女」は水回りを中心に行い、野菜や米を洗ったり、雑巾がけなど「女中」があまりやらない肉体労働を任されていました。

まとめ

どちらも住み込みで仕事する女性という意味がありますが、「女中」は接待が中心で、「下女」になると水回りを主に任されられていたという違いがあると覚えておくといいでしょう。

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