この記事では、「拡散」と「浸透」の違いを分かりやすく説明していきます。
「拡散」とは?
「拡散」は「かくさん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「広がり、はなればなれに分かれ飛ぶこと」という意味です。
2つ目は、「液体などの、高い濃度と低い濃度の部分が、運動により混ざり合う現象」という意味です。
3つ目は「SNSにおいて、投稿されたメッセージが数多くの人に引用されること」という意味です。
「拡散」の言葉の使い方
「拡散」は名詞として「拡散する・した」「拡散させる」「拡散希望」などと使われます。
「拡」は「ひろがる・ひろげる」「範囲を広くする」という意味、「散」は「ち(る)」とも読み「四方にばらばらになる」「とりとめがない」「しまりがない」という意味、「拡散」で「あらゆる範囲にばらばらに広がること」、転じて「インターネット上で投稿されたメッセージが急激に多くの人に引用されること」になります。
「浸透」とは?
「浸透」は「しんとう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「水などが、ある物にしみ入って下層部にまでいたること」という意味です。
2つ目は「液体や気体が、薄い膜を通り抜けて引き寄せ合い、他の液体や気体と混ざり合う現象」という意味です。
3つ目は転じて、「思想・風潮・雰囲気などが、しだいに遠い地域の人びとに行きわたること」という意味です。
「浸透」の言葉の使い方
「浸透」は名詞として「浸透する・した」「浸透させる」「浸透圧」などと使われます。
「浸」は「ひた(る)」とも読み「水につける」「水がしみ込むように広がる」という意味、「透」は「す(ける)」とも読み「すきまを通り抜ける」「澄み切る」という意味、「浸透」で「液体が隙間を通り抜けてしみ込むように広がること」、転じて「ある社会現象が、次第に広範囲の人に行き渡っていくこと」になります。
「拡散」と「浸透」の違い
「拡散」は「あらゆる範囲にばらばらに広がること」、転じて「インターネット上で投稿されたメッセージが急激に多くの人に引用されること」です。
「浸透」は「液体が隙間を通り抜けてしみ込むように広がること」、転じて「ある社会現象が、次第に広範囲の人に行き渡っていくこと」です。
まとめ
今回は「拡散」と「浸透」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。