家や建物の裏側にある出入り口を示す言葉には「勝手口」や「裏口」があります。
この記事では、「勝手口」と「裏口」の違いを分かりやすく説明していきます。
「勝手口」とは?
「勝手口」とは家や住居に使われる言葉であり、玄関口とは別に存在する入口を示す時に使います。
「勝手口」は主にその家の住民が入る目的で作られており、玄関口と違ってお客様を入れる場合には使いません。
この言葉に使われている「勝手」はキッチンを示す言葉であり、昔の住宅はこの「勝手」付近に出入り口が就いていることから「勝手口」という言葉が作られました。
「裏口」とは?
「裏口」とは建築物などの裏に存在する出入り口を示す言葉です。
「裏口」は色々なものを搬入したり作業する時に使うものであり、この言葉の反対語としては「表口」があります。
「裏口」は一般的な裏側の出り入口を示す以外にも、不正な方法や手段、行為を示す時にも使うことが可能です。
「裏口入学」は正式な試験を受けずに入学することを示す言葉であり、不正が発覚することで入学が取り消されることも存在します。
「勝手口」と「裏口」の違い
「勝手口」は主に家や住居に存在する裏側の出入り口を示す言葉です。
「勝手」はキッチンを示す言葉であり、この付近にはよく出入り口が付いていたことから「勝手口」という言葉が生まれました。
「裏口」も同様に家や建物に存在する裏口の出入り口を示す言葉ですが、不正行為や隠れた行動に対して使うことも可能です。
「勝手口」の例文
・『勝手口から燃えるゴミを出しに行きました』
・『うちの猫はよく勝手口から散歩に行きます』
「裏口」の例文
・『会場の裏口に搬入トラックが集まってきました』
・『裏口入学の疑惑が出ていた議員は、釈明会見を出しました』
まとめ
「勝手口」や「裏口」は家や建物の裏側に存在する出入り口を示す言葉です。
「勝手口」は主に住民が通るために使うものであり、「裏口」は人以外にも様々なものが出入りします。