この記事では、「昇給」と「昇格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「昇給」とは?
「昇給」は「しょうきゅう」と読みます。
意味は「勤続年数や、等級が上がること応じて、賃金が上がること」です。
日本企業においては、毎年定期的に昇給する制度が主流で、その他に等級が上がるなどした場合に給与も上がることもあります。
なお、外資系企業では、時期に関係なく功績により賃金が上がることが多くなります。
「昇給」の言葉の使い方
「昇給」はビジネス用語として「昇給する・した」「昇給率」などと使われます。
「昇」は「のぼ(る)」とも読み「上にあがって行く」という意味、「給」は「たま(う)」とも読み「手当て」「給料」という意味、「昇給」で「手当てが上がっていくこと」になります。
「昇格」とは?
「昇格」は「しょうかく」と読みます。
意味は「職能資格制度のある企業において、従業員の能力を示す等級が上がること」です。
企業には、従業員の能力に応じて等級を定めるシステムがあります。
等級はそれぞれの業務内容や難易度により分けられ、それにより給与テーブルが決まっているのです。
「昇格」はその等級が上がることで、人事考課・試験・研修の成果などをもとに判定されます。
「昇格」の言葉の使い方
「昇格」はビジネス用語として「昇格する・した」「昇格させる」などと使われます。
「昇」は「上にあがって行く」という意味、「格」は「組成されたものごとの本質をなすもの」「規則・基準・地位・等級など」という意味、「昇格」で「社内での等級が上がっていくこと」になります。
「昇給」と「昇格」の違い
「昇給」は「手当てが上がっていくこと」です。
「昇格」は「社内での等級が上がっていくこと」です。
「昇給」の例文
「昇給」の例文は以下の通りです。
・『うちの会社は4月に昇給することになっている』
・『彼は手柄を立てて昇給した』
「昇格」の例文
「昇格」の例文は以下の通りです。
・『社内試験に受かって昇格する』
・『異動に伴い昇格する』
まとめ
今回は「昇給」と「昇格」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。