スーパーにはいろいろな種類の醤油が売られていますが、「丸大豆醤油」と「生醤油」はどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「丸大豆醤油」と「生醤油」の違いを解説します。
「丸大豆醤油」とは?
「丸大豆醤油」とは、「丸のままの大豆を使って作られる醤油」を指す言葉です。
「丸大豆醤油」の使い方
醤油は大豆と小麦を混ぜ合わせたものに麹菌を加えて発酵させ塩で味を調えて作ります。
コスト削減のために油を搾り取った後の大豆を原材料に使用することがありますが、油が抜けた大豆かすでは香りや風味が弱く醤油の完成度はイマイチです。
そのような大豆かすを使わない丸のままの大豆を使って作る醤油が「丸大豆醤油」です。
大豆本来の味と風味をそのまま生かして作られる高品質の醤油で、コストがかかるため価格も高めですが美味しい醤油が出来上がります。
「生醤油」とは?
「生醤油」とは、「火入れをしていない醤油」です。
「生醤油」の使い方
醤油は麹菌の働きによって作られる発酵食品ですが、発酵食品は菌の働きを止めない限りどんどん発酵が進んでしまいます。
一般的な醤油は品質を安定させるために最終工程で火入れと呼ばれる加熱作業を施して麹の働きを抑えますが、火入れせずに麹が生きたままの状態で出荷される醤油が「生醤油」です。
「丸大豆醤油」と「生醤油」の違い
「丸大豆醤油」は丸大豆を原料に使って作る醤油で、「生醤油」は火入れ作業をせずに出荷する醤油を指します。
丸大豆を原材料に使い火入れをせずに出荷する醤油は「丸大豆醤油」であり「生醤油」でもあります。
「丸大豆醤油」の例文
・『丸大豆醤油は香りが違う』
・『味にこだわって丸大豆醤油を購入する』
「生醤油」の例文
・『生醤油は開封したら早めに使い切った方がいい』
・『醤油本来の風味を楽しむなら生醤油がぴったりだ』
まとめ
「丸大豆醤油」と「生醤油」は同じ醤油でも全く異なります。
材料や製法など醤油にはさまざまな種類があるのでそれぞれの違いや特徴を理解して使いましょう。