この記事では、「統制」と「規制」の違いを分かりやすく説明していきます。
「統制」とは?
「統制」は「とうせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「多くのものごとを一つにまとめておさめること」という意味で、先に立つ者が秩序や決まりを作ってまとめることです。
2つ目は「国家や自治体などが、ある計画や方針を立てて、一般市民を指導したり制限すること」という意味で、ある目的の為に組織で人を管理することです。
「統制」の言葉の使い方
「統制」は名詞として「統制する・した」「統制される・された」などと使われます。
「統」は「す(べる)」とも読み「一つにまとめる」という意味、「制」は「形を作り整える」「おさえとめる」という意味、「統制」で「一つにまとめておさえつけること」になります。
「規制」とは?
「規制」は「きせい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「従うべきまり」という意味で、集団の中にあって守るべき基準のことです。
2つ目は「規則に従い、ものごとを制限すること」という意味で、元からある決まりに従い、ものごとの限度を決めることです。
「規制」の言葉の使い方
「規制」は名詞として「規制する・した」「規制される・された」などと使われます。
「規」は「行動や判断のよりどころとなる基準」「一定のルールにはまる様にする」という意味、「制」は「形を作り整える」「おさえとめる」という意味、「規制」で「行動や判断のよりどころとなる基準を作り、おさえとめること」になります。
「統制」と「規制」の違い
「統制」は「一つにまとめておさえつけること」です。
「規制」は「行動や判断のよりどころとなる基準を作り、おさえとめること」という意味です。
「統制」の例文
「統制」の例文は以下の通りです。
・『統制の取れたチームにより勝利する』
・『学校は教育委員会により統制されている』
・『あの国では言論統制が行われている』
「規制」の例文
「規制」の例文は以下の通りです。
・『政府が入国規制を緩和する』
・『芸術の表現規制に反対する』
・『各国首脳の来日で交通規制が敷かれる』
まとめ
今回は「統制」と「規制」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
