この記事では、「なめこ」と「しめじ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「なめこ」とは?
モエギタケ科のスギタケに属する「なめこ」は、台湾や日本でよく採れるキノコの1種になります。
水や緑豊かなブナが生える場所でよく育ち、切った株や広葉樹の枯れた木に群れて育つ食材です。
昭和の初め頃には自然に生えるキノコが市場に出回っていましたが、平成に入ってからは人工栽培したものがスーパーで売られるようになり、現在ではほとんどが安定して食べられるよう菌床を植えた栽培方法が主流です。
普通のキノコにはないぬめりが全体を覆う「なめこ」には、内臓の粘膜を保護する効果があるタンパク質を多く含みます。
「しめじ」とは?
ぶなしめじといった名称で売られているキノコが「しめじ」です。
根から石づきを取り、片手で持てるほどの大きさを袋に入れて梱包し、安く売られています。
簡単に手でほぐせるためハサミで切る必要もなく、そのまま簡単にバターや油で炒めたり、シチューや煮物にして食べられています。
和食から洋食まで幅広く使える食材にもなり、天麩羅やハンバーグ、茶碗蒸し、和え物など色々な料理と相性が良い種です。
また、腸内の乱れを整えて、お通じの流れをうながす効果があります。
「なめこ」と「しめじ」の違い
「なめこ」と「しめじ」の違いを、分かりやすく解説します。
オガクズに菌床を植えつけて、1年中安定した量を一般家庭に安価で供給できるようにしたのが「なめこ」です。
食物繊維の一つである独特なぬめりを楽しめるキノコであり、味噌汁に入れて食べたり、大根おろしと混ぜて醤油をかけて食べられています。
名前の由来は、独特なぬめりが楽しめるところが訛って「ヌメラッコ」となり、「なめこ」になりました。
もう一方の「しめじ」は、ほとんどが人工栽培で育てられているため一年を通して安定した量を供給できるので、かなり安く売られています。
洋食や和食と相性が良く、食物繊維やコレステロール値を下げる効果にも優れていたり、ナイアシン、ビタミンB2も多く含まれている種です。
まとめ
ぬめりが強く、味噌汁や和え物に合う種や、様々な料理に使えるキノコがあります。
どのようなものか、キノコを専門に扱うメーカーの公式HPで比べてみるといいでしょう。