「阻止」と「防止」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「阻止」と「防止」の違いとは?違い

この記事では、「阻止」「防止」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「阻止」とは?

車や人の壁で相手の動きを止めることを「阻止」【そし】といいます。

物理的に速度を出す車の動きを止めて、それ以上危険な行為で人々を危険な状況に巻き込まないようにするのです。

使い方としては、「敵の侵入を阻止する」といって、入られたくない者の動きを止めて、それ以上悪い方向に向わないよう力で防ぎます。

このように、相手の行動を阻む【はばむ】行為を指すのです。


「防止」とは?

ある問題を防ぐために行動して、動きを止めることを「防止」【ぼうし】といいます。

「不良少女の万引きを防止する」といったように、社会的に好ましくない悪い行為する者の行動がそれ以上悪化しないよう前もって防ぐ対策するのです。

使い方としては、「痴漢防止の対策を考える」とすぐ出来る対策を取り入れます。

また、機械操作の「失敗防止」のため徹底的に従業員へ指導する状況でも使われている言葉です。


「阻止」と「防止」の違い

ここでは「阻止」「防止」の違いを、分かりやすく解説します。

乗り物や人々が壁を立てて、それ以上の進入を止めて危険を回避する行為を「阻止」といいます。

断固として相手の行為を受け入れないという強い意志を相手に行動でぶつけるとき行なう行為を指すのです。

もう一方の「防止」は犯罪が起き難くするために取り入れる対策であったり、感染症が広がらないように病院で予防する対策として人々に行なう行為を指します。

「阻止」の例文

・『危険な薬を売る者が簡単に国内へ出入りしないよう阻止する』
・『これ以上の物価高騰を阻止するため、政治家が対策を考える』

「防止」の例文

・『社員の横領を防止するため、持ち出せないよう対策した』
・『土砂崩れを防止するには、荒れた森林を改善する必要がある』

まとめ

「止」を使った言葉であり、人が行動するときに使われています。

「阻」「防」の違いにより、また異なった使い方ができますので、勉強してみるといいでしょう。

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