「親しき仲にも礼儀あり」と「心安いは不和の基」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「親しき仲にも礼儀あり」と「心安いは不和の基」の違いとは?違い

この記事では、「親しき仲にも礼儀あり」「心安いは不和の基」の違いを分かりやすく説明していきます。

「親しき仲にも礼儀あり」とは?

いくら仲が良い恋人や友人であっても勝手に物を持って行ったり、嫌がる行為するのは控えるべきという意味がある言葉を「親しき仲にも礼儀あり」【したしきなかにもれいぎあり】といいます。

勝手に部屋の中に入ってきたり、冷蔵庫の中から食べ物を勝手に食べてしまうのは度が過ぎる行為であり、無礼であると伝えられる言葉です。


「心安いは不和の基」とは?

親しいと思うあまり親しくするのは反対に面倒なことになるという意味がある言葉を「心安いは不和の基」【こころやすいはふわのもと】といいます。

親しい関係性を築くあまり、少しでもすれ違いが起これば仲が悪くなってしまう原因となってしまうのです。

親しいからと家族のように付き合うと行き過ぎた話し方するので、気をつけたいという意味で使われています。


「親しき仲にも礼儀あり」と「心安いは不和の基」の違い

「親しき仲にも礼儀あり」「心安いは不和の基」の違いを、分かりやすく解説します。

たとえ家族でも気の知れた友人であっても勝手な行動したり、迷惑になる行為するのは失礼にあたるという意味で使われているのが「親しき仲にも礼儀あり」です。

守るべき礼儀を重んじることなく、遠慮がない行動や言動を見せるといった意味があります。

もう一方の「心安いは不和の基」は距離が近すぎると相手への配慮や遠慮が無くなり、仲が悪くなる原因になる意味で使われている言葉です。

「親しき仲にも礼儀あり」の例文

・『勝手に畑から野菜を採って持ち去る友人に親しき仲にも礼儀ありだ』
・『布団の上でお菓子を食べる親戚に、親しき仲にも礼儀ありと注意した』

「心安いは不和の基」の例文

・『いくら親友でも上から目線で話してくるとは心安いは不和の基と感じる』
・『心安いは不和の基を常に頭において友人と付き合えば喧嘩しない』

まとめ

仲が良くても礼儀をわきまえて付き合うのが大事といえることわざをご紹介しました。

使い方を学び、どのような関係の人とわきまえて付き合うべきか表してみましょう。

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