この記事では、「心懸ける」【こころがける】と「心掛ける」【こころがける】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「心懸ける」とは?
自分のために声をかけてくれた人の存在を忘れぬよう、いつも自分の心の中に留めておく意味がある言葉が「心懸ける」【こころがける】です。
日常生活では「常に学んで習得するよう心懸ける」といった使い方して、いかに記憶して知識を身につけ、考えて行動するといった行為を指します。
記憶しただけでなく、それを生活や職場でも使えるよう考えることが大事といった意味を含む言葉です。
「心掛ける」とは?
常に自分が掲げた目標を成し遂げるため、努力することを「心掛ける」【こころがける】といいます。
使い方としては、「紙に書くように心掛ける」といった使い方をするわけです。
他にも「栄養不足にならないよう心掛ける」というように、自分のちょっとした行動によって悪い結果にならないようにするといった意味で使われています。
「心懸ける」と「心掛ける」の違い
「心懸ける」と「心掛ける」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも心が離れないよう全力を尽くすといった意味がありますが、「心懸ける」は自分に優しい言葉を懸けてくれた人の存在を、常に意識するといった意味合いが強く出た言葉です。
もう一方の「心掛ける」は自分がこうした方が身のためだと考えて、気にかける考えや行為に焦点を当てています。
例えば、勉強や運動不足だと感じたとき、その状況を少しでも改善するため常日頃から掲げた目標を達成するために行動するその行為を指すわけです。
「心懸ける」の例文
・『勇気が出る言葉を投げかけてくれた友人の優しさを常に心懸ける』
・『困難を一緒に乗り越えてくれた姉の言葉を心懸けて生きている』
「心掛ける」の例文
・『大学受験には万全の体勢で挑むためにも、早く寝るよう心掛けた』
・『職場で力が発揮できるよう、新しい知識を取り入れることを心掛けた』
まとめ
どちらも似た意味がある言葉ですが、使い方に違いがありますので、どのように使えばいいかよく考えてから使い分けてみるといいでしょう。
