「粗悪品」と「不良品」の違いとは?分かりやすく解釈

「粗悪品」と「不良品」の違いとは?違い

「粗悪品」「不良品」はどちらも返品や交換を求めたくなるような品ですが、具体的にどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「粗悪品」「不良品」の違いを解説します。

「粗悪品」とは?

「粗悪品」とは、「通常よりも品質が劣っているもの」を指す言葉です。


「粗悪品」の使い方

質の悪い材料や手抜き作業などにより完成品の出来栄えが通常よりも劣っているものを指します。

品物として使用はできるものの劣悪な品質により不都合が生じることがあります。

品物としては一応完成してはいるものの品質が悪いためにすぐに壊れたり見るからに安っぽかったりなど、本来期待される十分な品質を満たしているとは言い難い品物を指す言葉です。


「不良品」とは?

「不良品」とは、「使用に際して問題がある品物」を指す言葉です。

「不良品」の使い方

本来期待される性能を十分に備えた正常な品物のことを「良品」といいます。

「不良品」とは「良品」ではないものを指す言葉で、想定通りに動かなかったりすぐに壊れてしまったりなど欠陥を抱えているものを指す言葉です。

「粗悪品」と「不良品」の違い

完成しているけれど品質が悪いものが「粗悪品」、正常に使えず完成しているとは言えないものが「不良品」という違いで区別されます。

「粗悪品」は品質が劣っているものの完成品なので一応使えますが「不良品」は正常ではないので使えません。

「粗悪品」の例文

・『価格が安いだけあって粗悪品ばかりだ』
・『粗悪品が出回ると業界全体の信用が落ちてしまう』
・『質の悪い材料を使えば粗悪品ができるのも当たり前だ』

「不良品」の例文

・『不良品だったので交換してもらう』
・『不良品を修理に出す』
・『メーカーにより不良品が回収された』

まとめ

「粗悪品」「不良品」はどちらも通常の品質ではない品物を指す言葉ですが表している内容は全く異なります。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。

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