「相撲」と「レスリング」はどちらも鍛え上げた肉体のみを武器に戦う格闘技ですが、具体的にどこがどのように違うのでしょうか。
今回は、「相撲」と「レスリング」の違いを解説します。
「相撲」とは?
「相撲」とは、「土俵上で二人の対戦者がぶつかり組み合いながら勝敗を競う格闘技」です。
「相撲」の使い方
日本の国技とされる格闘技で現在ではスポーツ競技として興行が行われていますが、元々は神の前で行われる神事に端を発します。
息を合わせてお互いがぶつかり合う立ち合いをきっかけに勝負が始まり足の裏を覗く体の一部が地面に触れる、もしくは土俵外に体の一部がつくと負けになります。
腰に締めるまわし以外は一切何も身につけずに戦う、文字通り裸一貫で戦う格闘技です。
「レスリング」とは?
「レスリング」とは、「肉体のみを武器に戦う格闘技の一種」です。
「レスリング」の使い方
肉体のみを武器に戦う格闘技の一種で相手を組んで投げたり押さえつけたりなどして相手を倒すことで勝利となります。
古代ヨーロッパから伝わる歴史ある格闘技で現代ではアマチュアレスリングやプロレスリング、コンバットレスリングなどルールごとに分かれて競技化されています。
「相撲」と「レスリング」の違い
「相撲」が日本生まれの格闘技であるのに対し、「レスリング」はヨーロッパ生まれの格闘技です。
最大の違いは勝敗の決め方で「相撲」は体の一部が地面に触れるか土俵外に出ると負けになりますが、レスリングは相手の両肩を一定時間以上マットに押さえつけるフォールが勝利条件となります。
ルールの関係上「相撲」の技は全て立ち技ですが、「レスリング」には倒れこんで攻撃する寝技も存在します。
「相撲」の例文
・『手に汗握る戦いが相撲の醍醐味だ』
・『相撲の競技者は力士と呼ばれている』
「レスリング」の例文
・『レスリング選手は体が柔らかい』
・『同じレスリングでもアマチュアとプロでは全く異なる競技である』
まとめ
肉体のみで戦う「相撲」と「レスリング」ですが、戦い方やルールなどは全く異なります。
どちらも人気のスポーツ競技なので興味のある方は一度観戦してみてください。