この記事では、「総すかん」と「鼻つまみ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「総すかん」とは?
「総すかん」は「そうすかん」と読みます。
意味は「自分の周囲にいる人全員から嫌われること」です。
自分が属している組織や集団、ご近所など、まとまりのある場所にいる人たち全員から嫌われた状態のことです。
「総すかん」の言葉の使い方
「総すかん」は名詞として「総すかんを食らう・くらった」「総すかんされる・された」などと使われます。
「総」は「すべての」「そろって」という意味、「すかん」は関西の方言「好かん」という言葉で、「好きではない」という意味、「総すかん」で「全ての人が好きではない」になります。
基本的に、自分が属している組織や集団にいる人たち全員から嫌われることに使われる言葉です。
「鼻つまみ」とは?
「鼻つまみ」は「はなつまみ」と読みます。
意味は「その人がひどく嫌われている様子」のことです。
組織や集団、地域に関係なく、その人を悪く思う人や見る人がいて、嫌われている様子を表します。
「鼻つまみ」の言葉の使い方
「鼻つまみ」は名詞として「鼻つまみになる・なった」「鼻つまみ者」などと使われます。
由来は、人が臭いものを見たりそばを通る時などに、鼻をつまんで避けることにあります。
基本的に、どこへ行って嫌われる人に使われる言葉です。
「総すかん」と「鼻つまみ」の違い
「総すかん」は「自分が属している組織や集団にいる人たち全員から嫌われること」です。
「鼻つまみ」は「どこへ行って嫌われる人のこと」です。
「総すかん」の例文
「総すかん」の例文は以下の通りです。
・『彼女は噂好きがたたり職場で総すかんに遭った』
・『クラスで総すかんを食らう』
・『彼女は出しゃばり過ぎてファンクラブで総すかん状態だ』
「鼻つまみ」の例文
「鼻つまみ」の例文は以下の通りです。
・『あのおじいさんは鼻つまみ者だ』
・『略奪結婚して鼻つまみにされる』
・『炎上ユーザーとして鼻つまみ者にする』
まとめ
今回は「総すかん」と「鼻つまみ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。