この記事では、「コカナダモ」と「オオカナダモ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コカナダモ」とは?
「コカナダモ(小加奈陀藻)」は、トチカガミ科コカナダモ属に分類されている常緑多年草の沈水植物です。
原産は北アメリカで、草丈は20㎝〜50㎝くらいです。
「コカナダモ」は雌雄異株です。
帰化植物で、日本では雄株だけが定着しています。
「コカナダモ」の開花時期は5月〜10月頃で、白色の花が咲きます。
「コカナダモ」の別称には、「エロデア・ナッタリイ」などがあります。
また、「コカナダモ」の英語表記は「Western Waterweed」になります。
「オオカナダモ」とは?
「オオカナダモ(大加奈陀藻)」は、トチカガミ科オオカナダモ属に属している常緑多年草の沈水植物です。
ブラジルやアルゼンチンなどが原産で、日本では外来種です。
「オオカナダモ」の草丈は大きいものでは1m〜2mくらいあります。
雌雄異株で、日本では雄株のみが定着しています。
「オオカナダモ」の開花時期は、6月〜10月頃で、3弁花の白色の花が咲きます。
「オオカナダモ」には、「アナカリス」などの別名があります。
そして、「オオカナダモ」は英語で「Brazilian Waterweed」、「Large-flowered Waterweed」などと表記します。
「コカナダモ」と「オオカナダモ」の違い
「コカナダモ」と「オオカナダモ」の違いを、分かりやすく解説します。
「コカナダモ」は「オオカナダモ」よりも、茎や葉が小型です。
また、「コカナダモ」の葉はよじれて折れやすいですが、「オオカナダモ」の葉のよじれは少ないです。
さらに、葉の縁は「コカナダモ」が不明瞭な鋸歯であるのに対し、「オオカナダモ」は明瞭な鋸歯です。
「コカナダモ」と「オオカナダモ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「コカナダモ」と「オオカナダモ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「コカナダモ」と「オオカナダモ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。