この記事では、「シュール」と「カオス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「シュール」とは?意味
不条理で受け入れられないほど混乱している人々ばかりで、ありえないと強く感じる状況を「シュール」といいます。
とても現実的ではない事柄が目の前で起きているとき、人は「すごくシュールだ」と理解不可能な状況に驚き、気持ちが乱れるさまを表すわけです。
現実をはるかに超えてしまった状態であり、難解奇抜な様ではありますが、よく見ればどこか意味が分かってくるという状況のとき「シュールな気持ちになる」と伝えることがあります。
「カオス」とは?意味
とても混乱していて人がパニックになっているさまを「カオス」といいます。
物事が混沌(こんとん)としている状態であり、区別がつかず、うまく一つにまとまっていないところが心乱れて、落ち着かない様子を表しているのです。
若い人の間では、人々が理解しがたいほど羽目をはずして騒ぎ、喜ぶさまを見て、実に狂気じみているところに危険な香りが漂う香水を「まるでカオスのようなにおいだ」と例えることもあります。
また、滅茶苦茶な様子であったり、意味不明な状態である状況を「カオスだ」と言い表すわけです。
「シュール」と「カオス」の違い
奇抜な服装や物を見たとき「シュールすぎる」と驚いたり、現実には絶対にありえないさまを夢で見たり、聞いたりしたとき「シュールな光景が広がる」と衝撃を受けた自分の気持ちを表します。
もう一方の「カオス」は、人々が狂喜乱舞しているさまをとき、その目の前の状況が受け入れられないと思うとき「カオスな人々に驚愕する」と衝撃を受けて、ひどく動揺する気持ちを表すわけです。
「シュール」の例文
・『ぞっとするシュールな光景が目の中に飛び込んできて腰を抜かす』
・『鍋が踊り、やかんが歌うというシュールな夢を見て怖くなった』
「カオス」の例文
・『住人たちが荒らし、煽って喜ぶような掲示板の世界はまさにカオスだ』
・『カオスなパーティ会場に紛れ込んだ私は、ひどく混乱して発狂した』
まとめ
どちらも受け入れがたいと思う状況を表せる言葉を2つご紹介しました。
目の前の状況に目を向けたとき、どちらの言葉を使えばより適しているのかよく考えてから使ってみるといいでしょう。
