「局面」と「場面」の違いとは?分かりやすく解釈

「局面」と「場面」の違いとは?違い

特定の状況を指す言葉として「局面」「場面」があります。

どちらも同じような意味で使われますが2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「局面」「場面」の違いを解説します。

「局面」とは?

「局面」とは、「目まぐるしく変化する中での特定の状況」を指す言葉です。


「局面」の使い方

「局面」の本来の意味は囲碁や将棋の盤面や盤上で行われる勝負の様子のことです。

甲板上で繰り広げられている勝負がどのような状況なのかを表す言葉であり、そこから転じて囲碁や将棋に限らず幅広くその時の状況を表す意味で使われるようになります。

一般的には刻々と変化したり変化が大きな違いをもたらしたりするような特定の状況に対して用いられる表現です。

同じような状況が今後も継続する平穏無事な状況では「局面」という表現を使いません。


「場面」とは?

「場面」とは、「連続する時間のうち特定の状況」を指す言葉です。

「場面」の使い方

連続する時間に連なる状況のうち特定の一部分を指します。

ある特定の時間における状況を指す言葉であり、環境や状態などあらゆるものの様子を含む総合的な表現です。

「局面」と「場面」の違い

「局面」「場面」の違いは「変化」です。

どちらも連続する時間のうち一部分を切り取ったシーンを指す言葉ですが「局面」が変化し続ける中で今後の変化に注目が集まる状況を指すのに対し、「場面」は特に変化していない平穏無事な状況に対しても使われるという違いがあります。

「場面」の中でも物事に変化をもたらす可能性がある重要な状況を「局面」と表現します。

「局面」の例文

・『重要な局面を迎える』
・『将来を左右する大事な局面だ』

「場面」の例文

・『大事な場面でチャンスを逃す』
・『場面に合わせて衣装を変える』

まとめ

「局面」「場面」は変化の有無と重要性で区別されます。

違いのわかりにくい表現なので言葉の意味を正しく憶えて使い分けましょう。

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