この記事では、「待ちきれない」と「待ち遠しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「待ちきれない」とは?
いつまでも待ったままでいられないこと、我慢できずに早々と行動することを意味する「待ちきれない」。
今か今かと待つことや長く待っていてこれ以上待つことに耐えることができないことを意味する言葉です。
言い換えれば、「居ても立っても居られない」「我慢ならない」「辛抱たまらない」などになります。
例えば、楽しみにしている映画があった場合、「公開まで待ちきれない」といった形で表現します。
「待ち遠しい」とは?
待っていてもなかなか来ずに早く来るようにと願っていることを意味する「待ち遠しい」。
待つことが長く感じられる様子、心待ちにしている様子が「待ち遠しい」です。
言い換えれば、「待ち焦がれる」「心待ちにする」「首を長くして待つ」「待ちわびる」などになります。
例えば、小学校入学が楽しみな場合「入学式が待ち遠しい」といった形で表現します。
「待ちきれない」と「待ち遠しい」の違い
「待ちきれない」と「待ち遠しい」の違いを、分かりやすく解説します。
「待ちきれない」と「待ち遠しい」は、どちらも待つことが長く感じられることを意味する言葉です。
ただし、「待ちきれない」は長く待つことに耐え切れないといった意味が強く、「待ち遠しい」は、その日が来ることを楽しみにしているといった意味が強いといった違いがあります。
また、「待ちきれない」の場合は、待つことができずに行動に移してしまうこともありますが、「待ち遠しい」の場合は行動に移すことはありません。
「待ちきれない」の例文
・『楽しみすぎて彼とのデートの日が待ちきれない』
・『ドラマの最終回が気になって最終回の放送日が待ちきれない』
「待ち遠しい」の例文
・『海外にいる友達と会う日が待ち遠しい』
・『涼しくなる日が待ち遠しい』
まとめ
「待ちきれない」と「待ち遠しい」には、以上のようにそれぞれの言葉が持つニュアンスに違いがあります。