見分けが難しい魚の代表とも言える「ヒラメ」と「カレイ」。
この「ヒラメ」と「カレイ」には、どのような違いがあるのか。
この記事では、「ヒラメ」と「カレイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒラメ」とは?
「ヒラメ」は、カレイ目カレイ亜目ヒラメ科ヒラメ属の属する魚です。
一般的な魚とは違った見た目が特徴で、丸みを帯びることなく平らなシルエットの「ヒラメ」。
目は両目とも頭部の左側半分に偏っています。
その点が大きな特徴の「ヒラメ」。
口は大きく歯の1本1本は大きく鋭くなっています。
その理由は「ヒラメ」が捕食するものにあります。
小魚や甲殻類などを主に食べるため、それらを捕食しやすいように大きな口。
そして、鋭い歯を備えています。
また、「ヒラメ」には保護色に変える能力があり、生活する環境によってこげ茶や薄茶褐色に不規則に円い斑紋が並ぶ模様へと変化します。
生息域は水深10mから200mの間で比較的浅い沿岸域で獲ることができる白身の高級魚です。
「カレイ」とは?
「カレイ」は、カレイ目カレイ亜目カレイ科に属する魚です。
一般的な魚とは違った見た目が特徴で、丸みを帯びることなく平らなシルエットの「カレイ」。
目は両目とも頭部の右側半分に偏っています。
その点が大きな特徴の「カレイ」。
ただし、アメリカやアラスカでは、約半分の割合で右側に目がついた「カレイ」もいます。
そのため、目が付いている向きだけで「カレイ」と判断することはできません。
色は黒褐色から褐色といった感じで特有の斑紋があります。
「カレイ」には、保護色の能力があり、環境に応じて色を変化させることができます。
主に小魚やヒトデ、カニ、小さな虫などを食べる肉食の「カレイ」。
寿命が長いと言う点も特徴のひとつです。
「ヒラメ」と「カレイ」の違い
「ヒラメ」と「カレイ」とでは、属する分類に大きな違いがあります。
そのうえで、例外があり必ずそうであるとは言えないものの、目の位置が左側にあるものが「ヒラメ」。
右側にあるものが「カレイ」となります。
まとめ
「ヒラメ」と「カレイ」には以上のような違いがあります。