この記事では、「ピーマン」と「パプリカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ピーマン」とは?
「ピーマン」は、ナス科の一年草で、トウガラシの栽培品種として分類されています。
トウガラシの品種には「しし群」と「ベル群」という2つの種類があり、日本ではこれらの総称として「ピーマン」と呼んでいます。
「ピーマン」の果実は、緑黄色野菜の一般的な食材として親しまれ、ピーマンの肉詰めや青椒肉絲、野菜炒めや天ぷらなどで用いられています。
「パプリカ」とは?
「パプリカ」は、ナス科の多年草です。
ピーマンと同じくトウガラシの栽培品種として分類されていますが、「ベル群」のうち肉厚の大果種が「パプリカ」と呼ばれています。
トウガラシ品種とされているパプリカですが、トウガラシのような辛さはほとんどなく、歯ごたえのある食感と甘味のある肉厚な果実が特徴です。
食べやすい大きさに刻み、生サラダの具材としても親しまれています。
また、ビタミンPを含むことから、加熱調理の際に失われやすいビタミンCの流出や破壊を守る働きがあり、幅広い調理方法に適した食材です。
「ピーマン」と「パプリカ」の違い
「ピーマン」と「パプリカ」は、同じナス科でトウガラシの仲間です。
しし群とベル群に分類されますが、ピーマンはその総称、パプリカはベル群の中の一種です。
日本におけるピーマンは、第二次世界大戦終了後、復興が進んできた一般家庭の食卓に並ぶようになりました。
栄養価が高く、様々な調理に用いることが出来ることから、人気の食材となったようです。
一方のパプリカが普及したのは割と最近で、2000年以降になって日本各地でも栽培が盛んになりました。
パプリカの色鮮やかな色彩も人気の理由です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「ピーマン」と「パプリカ」は、同じ品種の食材であることが分かりました。
どちらもトウガラシの仲間ですが辛味は少なく、多くのメニューに活用できる人気の食材です。