この記事では、車椅子の「フットサポート」と「フットレスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フットサポート」とは?
車椅子に座ったとき、両足を置ける部分を「フットサポート」といいます。
降りるときは内側に折り畳めば足を引っかけず、安心して使えます。
長さを変えたり、角度を変えてより置きやすいようにできるのも魅力です。
また、高さも変えられるため脚の長さにより最適なところで固定できるので、車椅子を快適に使えるようになります。
高さを調整すればお尻に負担がかからず、太ももがひどく上がってしまう問題を解決できるのも利点です。
固さを変えるには固定部分のネジを回せば簡単に調整でき、折りやすくなります。
「フットレスト」とは?
座面に座ったとき、車椅子の足元となる下の方にあるのが「フットレスト」です。
突起物であり、材質は硬くてしっかりした作りになっているため両足を置いて車椅子を安全に動かせます。
左右の前輪の内側にあり、横長で幅がある部位を指す名称です。
素材にいたってはプラスチック製で軽くできていたり、アルミ製なら頑丈で壊れにくいため体重をかけても簡単には割れません。
乗り降りするときは先端を外側に折れば車椅子をコンパクトに畳んだ状態で収納ができます。
「フットサポート」と「フットレスト」の違い
「フットサポート」と「フットレスト」の違いを、分かりやすく解説します。
ふくらはぎをしっかり支える部分を「レッグサポート」といいます。
元々は両足を休ませるために取り付けられていて、「フットレスト」と書かれていました。
しかし、最近はほとんどの車椅子専門業者で「フットサポート」と表記するようになっています。
この理由には足を支えるといった点を強調させているためであり、JIS規格でもサポートと記入しているように意味が統一されているのです。
日本人にとってもサポートと表記した方が身近であり、意味が把握しやすいため現在は「フットサポート」と書いていますが、「フットレスト」でも間違いはありません。
まとめ
足という言葉が使われているように、車椅子ではどちらの言葉を使っても意味は通じます。
ただ、カタログでも説明文にも現在はサポートを使っていると覚えておくといいでしょう。