この記事では、「奨励」と「推薦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奨励」とは?
「奨励」は「しょうれい」と読みます。
意味は、「ある事柄を、よいこととして、それをする様に広く人にすすめること」です。
組織としてあることを良いことと認めて、それが普及する様に、精力的におすすめすることを表します。
「奨励」の言葉の使い方
「奨励」は名詞として「奨励する・した」「奨励される」「奨励金」などと使われます。
「奨」は「すす(める)」とも読み「はげます」「力づける」「たすける」という意味、「励」は「はげ(ます)」とも読み「力をこめて行う」「相手を力づけてやらせるようにする」という意味、「奨励」で、「よいこととして、相手を力づけてやらせる様にすること」になります。
基本的に、あることをする様に組織として積極的に働きかけることに使われます。
「推薦」とは?
「推薦」は「すいせん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある人をその地位・名誉に適している者として、他人にすすめること」という意味です。
2つ目は「あるものを、よいものとして取り上げて人にすすめること」という意味です。
「推薦」の言葉の使い方
「推薦」は名詞として「推薦する・した」「推薦される」「推薦図書」などと使われます。
「推」は「お(す)」とも読み「前の方におし出す」「用いてもらうように人を後おしする」「考えをおし進める」という意味、「薦」は「すす(める)」とも読み「人を選びだす」「人を取り上げ用いるように進言する」という意味、「推薦」で「人を取り上げて用いる様に後押しすること」「良いものとして取り上げて人に勧めること」になります。
基本的に、人を適任として誰かに勧めたりすることや、条件に合っているものとして人に勧めることに使われます。
「奨励」と「推薦」の違い
「奨励」は「よいこととして、相手を力づけてやらせる様にすること」です。
「推薦」は「人を取り上げて用いる様に後押しすること」「良いものとして取り上げて人に勧めること」です。
まとめ
今回は「奨励」と「推薦」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
