盲導犬も介助犬にはいる?この記事では、「介助犬」と「盲導犬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「介助犬」とは?
肢体不自由者の手足代わりになるとともに日常生活をサポートする役割を持ちます。
二次的効果としてアニマルセラピーの務めを果たすと言ってもいいでしょう。
具体的にいえば落とした物を拾う、支持したものを拾うなどの直接的行動。
そして緊急連絡手段の確保など間接的行動まで行います。
またマナーコートと呼ばれる服を着ているのも「介助犬」の特徴だと言えるでしょう。
「盲導犬」とは?
「身体障害者補助犬」の一種類であり、古くから漫画やドラマ等で具現的に描かれているため、もっとも認知度の高い「身体障害者補助犬」だと言っていいでしょう。
特徴はハーネスによって繋がれ、介助者と連携を取り街中を安全に歩ける手助けをする事です。
他の「身体障害者補助犬」はマナーコートを着て行動しますが、「盲導犬」に関しては簡易なハーネスを装着しています。
「介助犬」と「盲導犬」の違い
「介助犬」と「盲導犬」の違いを、分かりやすく解説します。
「身体障害者補助犬」なのは共通ですが、手足に障害を抱えている方の日常生活をサポートするのが「介助犬」であると言っていいでしょう。
「盲導犬」以上に求められる事が多く全国で53頭しかまだ存在していません。
一方で「盲導犬」は視覚障害、目が見えない、もしくは目が見にくい方との外出と外出中の安全確保のサポートが主な役割です。
2022年3月末の段階で848頭が盲導犬としての役割に就いている状況です。
街中での見分け方として「介助犬」はマナーコートと呼ばれる洋服を着ており、「介助犬」と明記されている事がほとんど。
これはあらゆる場所に出向き、屋内でも行動する可能性のある「介助犬」の毛が飛散しないようにしたものです。
一方の「盲導犬」は簡易的なハーネスを装着しているのが特徴だと言えるでしょう。
まとめ
両者ともに「身体障害者補助犬」ですが、「盲導犬」と比べて「介助犬」はこなす役割が多く屋内、屋外問わず多くの時間を介助者と過ごす事になります。
そのため訓練にも時間、費用が必要。
現在はまだ50頭程度しか「介助犬」として稼働できていません。
一方の「盲導犬」は視覚障害の方の外出補助を主に行います。
役割の数が少ない分その役を務める事ができる「盲導犬」は多く850頭近く存在します。