この記事では、「会議録」と「議事録」の違いを分かりやすく説明していきます。
「会議録」とは?
会議の内容や全体的な流れ、また日時や参加者を記した資料を「会議録」と言います。
会議を録音し、後から書き起こす場合もありますが、会議と同時進行で書き起こす「速記録」という方法もあります。
「会議録」は、資料として残すだけが目的ではなく、その後の活動や業務に役立つよう、見やすく整理された状態が求められます。
「議事録」とは?
「議事録」とは、会議の内容や全体的な流れ、また継続的な会議であればその進捗状況なども明記された記録資料を指します。
協議事項や決定事項も詳細に記され、会議関係者に共有されます。
「会議録」と「議事録」の違い
「会議」と似た言葉に「議会」があります。
「会議」は同じ目的で集まった人たちによる話し合いを指しますが、「議会」は国や地方自治体の公的機関による会議を指します。
「議事録」という言葉のニュアンスから、「議事録」は「議会」の記録という印象を受ける人がいるのかも知れません。
実際は、「会議録」と「議事録」はほとんど同意語です。
自治会の班長会議も国会も、どちらも「会議録」と「議事録」と呼ぶことが出来ます。
一部の団体や企業においては、特に会議中の“発言”について記録をまとめたものを「議事録」とするケースもあるようです。
会議の記録を資料としてまとめる方法はいくつかありますが、録音しておいた会議の様子を後から聞き返し書き起こす手法を「テープ起こし」と言います。
会議と同時進行的に見聞きした内容をそのまま書き起こす手法を「速記」と言います。
「速記」にはスキルが必要で、走り書きのようなメモでは意味がないため、綺麗に整理しつつ読み返して活用できる記録でなければいけません。
そのようにまとめられたものを「速記録」と言います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「会議録」と「議事録」は、ほぼ同じ意味合いとして使われている言葉です。
プロジェクト会議も国会も、会議の記録をまとめたものは「会議録」であり、「議事録」です。