人を助ける時に使う言葉には「手を貸す」や「手伝う」があります。
この記事では、「手を貸す」と「手伝う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手を貸す」とは?
「手を貸す」とは人に対して手助けすることを表す時に使う言葉です。
「手を貸す」のように身体の部位を貸すという表現の慣用句は他にも多く存在しており、代表的なものには「胸を貸す」や「耳を貸す」、「顔を貸す」、「肩を貸す」があります。
この中でも「顔を貸す」はどこかへ出向くことや人と会うという意味で使われており、手助けという意味はありません。
「手伝う」とは?
「手伝う」とは他人の仕事や作業を助けることを表す言葉です。
「手伝う」はこれ以外にも特定の原因がさらなる原因となることを表す時にも使うことが可能です。
「手伝う」の名詞は「手伝い」であり、こちらも様々な場面で使われています。
「手伝い」は敬語表現である「お手伝い」もよく使われており、これを専門にする人は「お手伝いさん」と呼ばれています。
「手伝う」は英語で“help”であり、こちらも様々な場面で使うことが可能です。
「手を貸す」と「手伝う」の違い
この2つはどちらも人を助ける時や仕事や作業を手助けする時に使う言葉です。
どちらも同じ用法として使うことが可能ですが、名詞化できるものは「手伝う」のみになります。
「手を貸す」の例文
・『誰かに手を貸すことが巡って自分の元へ返ってくるかもしれません』
・『彼は手を貸すことを嫌っていたが、事件後は様々な人に対して優しくなりました』
「手伝う」の例文
・『夫は手伝う素振りを見せながらだらけていたので、妻に怒られました』
・『実験を手伝うことになったので、早速掃除と荷物の整理を始めました』
まとめ
「手を貸す」や「手伝う」は人や仕事を助ける時に使う言葉です。
「手を貸す」のような身体の一部を貸すという慣用句は他にもたくさんのものが存在します。