この記事では、「種々」と「種々雑多」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「種々」とは?
多様という意味がある言葉を「種々」【しゅじゅ・しゅしゅ】といいます。
とても沢山の種類がある状態を表す言葉であり、「種々の変化を見せた」というように、いかに人間にとって使えるものが色々揃うか伝えられる言葉です。
本来であれば「種種」と同じ漢字を2度使っている言葉で、職場では「種々の要素を考える」といかに様々なやり方を取り入れて業務するのが大事と伝えます。
「種々雑多」とは?
色々なものが雑然と入り混じる状態を「種々雑多」【しゅじゅざった】といいます。
大きさや形など多様な種類が関係性もなくそこに置いてある様子が分かる言葉です。
副詞的に使い、とくに異種性が目に入るといった現状を表します。
使い方としては、「種々雑多な生徒がいる」といえば、性格や体格、物の考え方する人が色々通っていると伝えられるのです。
「種々」と「種々雑多」の違い
ここでは「種々」と「種々雑多」の違いを、分かりやすく解説します。
多彩な種類があると伝える言葉が「種々」であり、いかに多くの種類が揃うか示す言葉です。
「種々の事情を考慮する」と使い、人々が抱える諸事情に目を向けて配慮する気持ちを伝えます。
もう一方の「種々雑多」はいかに多彩なものが乱雑な状況であるか表す言葉です。
ただ色々な種類があるのではなく、雑に多くの物が置かれている、存在するという意味を含みます。
「種々」の例文
・『新しい改革は多くの人に種々の選択肢を与えた』
・『種々の要素を取り入れて事業改革するのが大事である』
「種々雑多」の例文
・『種々雑多の直し方を取り入れてみると、すんなり改善した』
・『種々雑多な教師がいる学校は生徒の豊かな発想を引き出す』
まとめ
「種々」を使った言葉ですが、「雑多」が付くところに違いがあります。
どのような使い方ができるか異なる意味に目を向けてみるといいでしょう。