この記事では、「我慢」と「耐える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「我慢」とは?
つらさや苦しさをじっとこらえることです。
痛さや空腹などの感覚や生理的な苦しさをこらえることをいう場合が多いです。
たとえば、今ダイエットをしているとします。
街を歩くとどこからかクレープの甘い匂いがしてきます。
おいしそうだと感じ、食べたいなと思うのですが、今はダイエットをしているので食べてはいけません。
食べたいという気持ちをぐっとこらえます。
これを「食べたい気持ちを我慢する」といいます。
今度は転んでケガをしたことで説明をします。
転んで皮膚をすりむき、出血をしてしまいました。
痛くて泣きたい気持ちがあるのですが、泣いてしまうと恥ずかしいので、泣きたい気持ちをぐっと抑えました。
これを「痛みを我慢する」「泣きたい気持ちを我慢する」などといいます。
「耐える」とは?
苦しさ、つらさ、嫌なことをこらえることです。
外から与えられた力をこらえることをいう場合が多いです。
今日の気温は38℃だとします。
屋外で活動をしていると暑くて仕方がありません。
しかし、用事があって外出しなければならないので、この暑さをこらえて外を歩く必要があります。
これを「暑さに耐える」といいます。
スポーツの練習は、ときにつらいことがあります。
それでも上達したいならば、つらさをこらえて練習を続ける必要があります。
これを「つらい練習に耐える」などといいます。
「我慢」と「耐える」の違い
「我慢」と「耐える」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も同じように使われています。
「痛みを我慢する」「痛みに耐える」と似たような使い方ができます。
前者の場合は、感覚や生理的なものをこらえる場合に使うことが多いです。
「尿意を我慢する」のような使い方をします。
後者は外から与えられる力をこらえる場合に使うことが多いです。
「寒さに耐える」のような使い方をします。
まとめ
2つの言葉は同じような使い方がされています。