「几帳面」と「神経質」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「几帳面」と「神経質」の違いとは?違い

この記事では、「几帳面」「神経質」の違いを分かりやすく説明していきます。

「几帳面」とは?

「几帳面」「きちょうめん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「平安時代に使われていた、間仕切りの柱に使われていた細工のこと」という元の意味です。

2つ目は転じて、「細かい部分まで正確に処理する様子」という意味です。

3つ目は「決まりや約束を必ず守る性格の人のこと」という意味です。


「几帳面」の言葉の使い方

「几帳面」は名詞・形容動詞として「几帳面だ・である」「几帳面な性格」などと使われます。

「几帳面」の語源は、平安時代に使われていた家具の細工からきています。

「几帳」とは、部屋の間仕切りや目隠しとして使う家具のことで、柱の角を削り、刻み目を入れた部分のことです。

細かく丁寧な細工であることから、「きちんとした様子」「まじめな様子」として、良い意味で使われる様になりました。


「神経質」とは?

「神経質」「しんけいしつ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「情緒的に不安定で、わずかなことにも過剰に反応して、自分は病気であると思い込む気質のこと」という意味です。

2つ目は「細かいことまでいちいち気にして思いわずらう様子」という意味です。

「神経質」の言葉の使い方

「神経質」は名詞・形容動詞として「神経質だ・である」「神経質になる」などと使われます。

「神経」「身体の組織のひとつで、全身の機能を統率し、刺激を伝える役割をする部位」、転じて「外部からの刺激に感じ、それに反応する心の働き」という意味、「質」「生まれつきのもの」という意味、「神経質」「その人が持っている、外部からの刺激に感じ、それに反応する心の働き」になります。

基本的に、細かいことが気になる性格という、良くない意味で使われることが多くなります。

「几帳面」と「神経質」の違い

「几帳面」「きちんとした様子」「まじめな様子」という良い意味で使われる言葉です。

「神経質」「細かいことが気になる性格」という良くない意味で使われることが多い言葉です。

まとめ

今回は「几帳面」「神経質」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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