この記事では、「恋は盲目」と「あばたもえくぼ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「恋は盲目」とは?
恋をすると夢中になり、周りが見えなくなってしまうことをいいます。
理性や常識を失ってしまうという例えとして使われていることわざです。
恋は盲目は英語の「Love is blind」が語源とされます。
盲目は目が見えないことを表しています。
イギリスの劇作家であるシェイクスピアの「ヴェニスの商人」に「Love is blind」という台詞があります。
シェイクスピアの名言として日本にも広まりました。
「あばたもえくぼ」とは?
あばたもえくぼとは、人を好きになると欠点も長所に見えるという意味のことわざです。
あばたとは天然痘にかかった後に顔に残ってしまう痘瘡のことをいいます。
えくぼは笑った時にできる小さなくぼみで、可愛らしいものとして認識されています。
醜いあばたも恋をすると、えくぼのように可愛らしく見えるという意味になります。
「恋は盲目」と「あばたもえくぼ」の違い
恋は盲目もあばたもえくぼもことわざの1つで、恋に夢中になっている状態を表しています。
恋は盲目の場合には、恋をして理性や常識を失った状態を表しています。
相手の欠点が見えなくなっていたり、気にならなくなっている状態です。
あばたもえくぼの場合には、恋をしたことで相手の欠点が長所のように感じられていることを表しています。
本当は気前が良い人が好きだけれどケチな人に恋をした場合、、ケチなことが全く気にならないというのは恋は盲目の状態になっています。
ケチなところが堅実で良いと思えるのであれば、あばたもえくぼということになります。
まとめ
恋をして理性や常識を失って周りが見えなくなった状態を表しているのが恋は盲目です。
それに対してあばたもえくぼは、恋をして相手の欠点が長所のように思える状態を表しています。
相手の欠点が見えないのと相手の欠点が長所のように見えるという違いがあります。