この記事では、「本物」と「真正」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本物」とは?
「本物」は「にせものや作りものでない、本当のものや本当のこと」、「見せかけでなく実質を備えていること」や「本格的であること」を意味する言葉です。
「本物」の使い方
「本物」は名詞として使われています。
「真正(しんせい)」とは?
「真正」は「真実で正しいこと」や「本物であること」を意味する言葉です。
「真正」の使い方
「真正」は名詞としてや、形容動詞として「真正だ」のように使われています。
「本物」と「真正」の違い
「本物」は主に「にせものや作りものでない、本当のものや本当のこと」、「見せかけでなく実質を備えていること」を意味する言葉になります。
一方、「真正」も同じく「嘘偽りのない本物である」という意味を表す言葉です。
同じような意味を表すことから二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「本物」と「真正」の類義語
「本物」や「真正」と同じような意味を含める言葉には他に「正真」や「正真正銘」、「実物」、「現物」、「正規品」などがあります。
「本物」と「真正」の英語での言い換え
「本物」や「真正」は英語だと“genuine”や“authenticity”、“true”などへ訳されます。
「本物」の例文
・『この絵画は贋作ではなく本物であることが判明し、破格の値段が付けられた』
・『このレプリカは本物か偽物か分からないほど精巧に作られている』
「真正」の例文
・『彼は金儲けに興味がないにも関わらず、立派な功績を誇る真正のアーティストと言える』
・『彼女は人を疑うことを知らない真正のお人好しだ』
まとめ
「本物」と「真正」はどちらも「にせものや作りものでない、本当のものや本当のこと」、「見せかけでなく実質を備えていること」や「本格的であること」、「真実で正しいこと」という意味を表す言葉です。
したがって、二語は類義語の関係に当たるということでした。