この記事では、「ツリガネニンジン」と「ソバナ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツリガネニンジン」とは?
「ツリガネニンジン(釣鐘人参)」とは、キキョウ科ツリガネニンジン属に分類されている多年草のことを表しています。
「ツリガネニンジン」は日本や千島、サハリンなどに分布し、草丈は20㎝〜100㎝くらいです。
「ツリガネニンジン」の開花時期は、7月〜11月頃で、淡い紫色や白色の鐘形の花が下向きに咲きます。
果実は蒴果で、熟すと褐色になり、中に多数の種子が入っています。
「ツリガネニンジン」の根は薬用に用いられています。
また、若芽は山菜(トトキ)として利用されています。
「ツリガネニンジン」の別称には、「トトキ」、「ツリガネソウ」などがあります。
また、「ツリガネニンジン」の英語表記は「Ladybells」、「three-leaf ladybell」、「Japanese lady bell」などになります。
「ソバナ」とは?
「ソバナ(杣菜・岨菜・蕎麦菜)」とは、キキョウ科ツリガネニンジン属に属している多年草のことを指しています。
「ソバナ」は日本の本州〜九州、朝鮮半島、中国に分布しています。
「ソバナ」はやや湿った林内などに自生し、草丈は40㎝〜100㎝くらいです。
「ソバナ」の開花時期は7月〜9月頃で、鐘形の青紫色の花がまばらに咲きます。
「ソバナ」の根は薬用に、若芽は山菜として利用されています。
「ソバナ」には、「シャジン」、「ヤマトトキ」、「ヤマソバ」などの別名があります。
「ツリガネニンジン」と「ソバナ」の違い
「ツリガネニンジン」と「ソバナ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ソバナ」はまばらに花を咲かせます。
また、「ソバナ」は「ツリガネニンジン」よりも、やや花が大きめです。
「ツリガネニンジン」と「ソバナ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ツリガネニンジン」と「ソバナ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ツリガネニンジン」と「ソバナ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。