この記事では、「イズム」と「ニズム」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「イズム」とは?
英語で“ism”と書いて「イズム」と読み、○○主義という意味があります。
日本では「マッチョイズム」といった使い方をするときは、男らしさを肉体の筋肉美で伝えたり、悲しいと思っても涙は見せないと考える思想を指す言葉です。
男であるがゆえにこうあるべきといった昔ながらの考え方を貫き通す男性は異性を魅了するといった考えに辿りつきます。
「ニズム」とは?
“nism”と書いて「ニズム」と読み、自分が属するものへの忠誠心を表します。
「アメリカニズム」といえば、いかに米国の民主主義を掲げた政治の在り方を受け入れるか、自由が尊重されて独自の文化を愛する者であるかを表すのです。
「国際的アメリカニズム」といえば、世界中の移民を受け入れる閉じない社会を指し、日本からも多くの移民を定住させました。
「イズム」と「ニズム」の違い
「イズム」と「ニズム」の違いを、分かりやすく解説します。
自分がある思考を貫くことを「イズム」といい、〜主義と訳します。
1900年代初頭に現れた「ダダイズム」は、戦争に反対する芸術家がこぞって否定する気持ちを作品に表しました。
彼等の多くは戦争から帰還した人達であり、この忌まわしい現実を生み出した者から過去を否定する主義として活動したのです。
もう一方の「ニズム」は「イズム」を日本人が読むときの発音になります。
海外では「イズム」がよく使われている言葉と覚えておくといいでしょう。
「イズム」の例文
・『自国の国益を守るため武力を使うのがジンゴイズムのやり方だ』
・『異性を意識するようになってからお洒落イズムになった』
「ニズム」の例文
・『コミュニタリアニズムは共同で作業することで人格形成する』
・『人形を愛して人生を謳歌する人達をピグマリオニズムと呼ぶ』
まとめ
とても似ている3文字の言葉を取り上げましたが、日本ではどちらも○○主義という意味で使います。
どのような使い方すればより自分が何を追求する者かうまく伝えられるでしょう。