「枯れる」と「涸れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「枯れる」と「涸れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「枯れる」「涸れる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「枯れる」とは?

水を吸って成長する花や緑が死ぬことを「枯れる」【かれる】といいます。

水分を吸って大きく成長した植物が花を咲かせた後、花粉を受粉した後、水分を吸収する力が無くなり、成長できずに枯れてしまうのです。

前は青々としていた葉が茶色く変色していき、地面に落ちては土に還っていきます。

また、「白神山地の大木が枯れる」といえば、雨が降らない状況が続き、とうとう水分が吸収できない状態を表す言葉です。


「涸れる」とは?

植物が水分を吸って生きようとする力がなくなり、乾燥してはすぐ折れてしまう状態を指します。

「池の水が涸れる」とたっぷりあった状態から地面が見えてしまうほど水が無くなる状態を表すのです。

このような意味から、「国の財源が涸れる」といった使い方して、もう余裕がないので道路や建物を直したり、街の保全に力を入れられない厳しい状況であると伝えられます。


「枯れる」と「涸れる」の違い

「枯れる」「涸れる」の違いを、分かりやすく解説します。

水を吸収する機能をなくし、茶色く変化しては命を失うことを「枯れる」といいます。

もう一方の「涸れる」は、かなり乾燥した状態を指す言葉であり、作物は植えられない、溜池の水がすべてなくなったかなり酷い状況を表す言葉です。

まさに、干し上がって地面が割れていて乾燥した状況であるため、生き物すら来ない悲惨さが伝わります。

ここから「財源が涸れる」と逼迫した状況を表すのです。

「枯れる」の例文

・『昨日買ってきたばかりの花が枯れて、悲しい気持ちになった』
・『枯れる原因を調べると、土に栄養が足りないと分かった』

「涸れる」の例文

・『温暖化の影響で大きな池がたった1年で涸れるのが恐ろしい』
・『財政が涸れる国は威厳もなく、あとは滅びるのを待つしかない』

まとめ

読み方はまったく同じですが、どのようなものから水が無くなる様を表す言葉です。

言葉をどう使えば分かりやすく状況が伝えられるかに目を向けてみるといいでしょう。

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