この記事では、「取り外す」と「剥がす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「取り外す」とは?
何かに取り付けられたり、結びつけられたりしているものを外すことです。
例えば、時計のバンドを取り外す、カーテンレールを取り外す、ネックレスのチェーンを取り外すなどがあります。
取り外すという言葉は、もともと一体ではなかったものを分離するときに使われます。
取り外したものは、再び取り付けたり、結びつけたりすることが可能です。
「剥がす」とは?
何かに張り付いたり、くっついたりしているものをはがすことです。
例えば、壁に貼ったポスターを剥がす、机にこびりついたガムを剥がす、果物の皮を剥がすなどがあります。
剥がすという言葉は、もともと一体だったものを分離するときに使われます。
剥がしたものは、元の状態に戻すことが不可能な場合が多いと考えられます。
「取り外す」と「剥がす」の違い
「取り外す」と「剥がす」の違いを、分かりやすく解説します。
「取り外す」と「剥がす」は、どちらも何かを外すという意味の動詞ですが、使い方やニュアンスが異なります。
「取り外す」は、取り付けたり身につけていたものを外すことです。
その一方で、「剥がす」は、張り付いているものを外すことです。
「取り外す」の例文
・『バッテリーを取り外すことによって、この問題は解決できるよ』
・『カーテンが汚くなったので、取り外して新しいものに替えよう』
「剥がす」の例文
・『シールを綺麗に剥がすことは、地味に難しい作業だ』
・『壁紙を剥がす爽快感は凄まじい』
まとめ
「取り外す」と「剥がす」は、どちらも何かを外すという意味ですが、使い方に違いがあります。
「取り外す」は、取り付けてあったものを外すときに使います。
その一方で、「剥がす」は、表面に貼り付いているものや、薄い皮などをめくり取るときに使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。