昔から男性の髪型に関して、言及されることが多いのが「襟足」です。
昭和のバブルの時代にはここだけが長いヘアスタイルが流行していたこともありますが、最近同様のスタイルがリバイバルしているようです。
それでは、この「襟足」とはどういう意味でしょうか。
また、「襟首」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「襟足」と「襟首」の違いを分かりやすく説明していきます。
「襟足」とは?
「襟足」とは、元々は襟のある部分の後ろ側で、足のように両側に残っている手がある部分のことを表す言葉です。
「襟首」とは?
「襟首」とは、首の後ろ部分のことを表す言葉で、「うなじ」や「首筋」とほぼ同じ部分のことを指します。
「襟足」と「襟首」の違い
「襟足」と「襟首」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、同じ「襟」という文字を使っているために混同して使われているケースもありますが、実は全く違うものです。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら「襟足」は髪の毛をアップにした時に短い毛が残っている部分が「襟足」であり、首筋全体を表すのが「襟首」ということになります。
ただ、それよりも明確に違うのは「襟足」に関しては髪の毛に関する話題以外では使われないということ部分です。
「襟足」の例文
・『「襟足」が長いのが昔のヤンキーたちの特徴でした』
・『「襟足」の毛は、手入れが簡単なように短くしてください』
「襟首」の例文
・『猫の親は子供の「襟首」を噛んで連れていきます』
・『無礼な態度をとり続けていた人が主催者に「襟首」を掴まれて外に出されました』
まとめ
この記事では、「襟足」と「襟首」の違いを、解説してきました。
この2つの言葉はここまで説明してきたように非常に似ているために区別しないで使っている人もいるのが現状です。
しかし、日本語のセンスを磨いている人が率先して、明確に使うシチュエーションを選ぶことでその感覚は伝わってゆくでしょう。