「マグネット」と「磁石」の違いとは?分かりやすく解釈

「マグネット」と「磁石」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「磁石」「マグネット」の違いを分かりやすく説明していきます。

「磁石(じしゃく)」とは?

「磁石」とは、主に「S極とN極を持ち、磁場を発生させる元となる物体」を意味する言葉です。

辞書では「鉄を引きつける磁力を持つ装置や物体(=永久磁石や電磁石など)」「地磁気を感知し、南と北を指す性質を利用した方位測定の道具(=磁器羅針盤や磁気コンパスなど)」「磁力を持つ天然の鉱石(=磁鉄鉱など)」と説明されています。


「マグネット」とは?

「マグネット」とは、先述した「磁石」と同じく、主に「S極とN極を持ち、磁場を発生させる元となる物体」を意味する言葉です。

「磁石」「人を引きつける人」という意味を含める英単語“magnet”に由来する外来語になります。


「磁石」と「マグネット」の違い

「磁石」「マグネット」はどちらも「S極とN極を持ち、磁場を発生させる元となる物体」を意味する同義語になります。

「磁石」は日本語、「マグネット」は英語“magnet”に由来する外来語です。

「磁石」と人類の歴史は非常に古く、古代ギリシアで採掘された磁鉄鉱が人類史で初めて発見された「磁石」とも伝えられています。

“magnet”(マグネット)という言葉も、この最初の磁石が古代ギリシャのマグネシアで採掘されたことに由来しているのだそうです。

また、地磁気の性質を利用して方位を測定する「方位磁針」、いわゆる「コンパス」「磁石」を初めて実用化させた道具になります。

「方位磁針」はそのベースとなる「指南魚」が3世紀頃の古代中国にて発明されました。

「指南魚」は磁力を持つ針を木材に埋め込んだものになります。

そして、改良が加えられた「方位磁針」はヨーロッパへと渡り、後の大航海時代を招くことになったのです。

現代においても、この「方位磁針」は登山をはじめ様々な分野で活用されています。

まとめ

「磁石」「マグネット」は同じ意味を表す同義語ということでした。

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