「距離感」と「距離間」の違いとは?分かりやすく解釈

「距離感」と「距離間」の違いとは?違い

この記事では、「距離感」【きょりかん】と「距離間」【きょりかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「距離感」とは?意味

相手と自分が立つ位置の距離を「距離感」【きょりかん】といいます。

例えば、愛し合う2人であるのに、どうも気持ちのずれで距離があり、遠い存在に感じるといった状況を表すときよく使われている言葉です。

主に、対象物となる人や物との心理的な距離を感じるときの「感覚」を意味し、心がうまく通わないため距離が縮まらないといった状況を表します。


「距離間」とは?意味

物と自分との間の長さを表すのが「距離間」【きょりかん】です。

例えば、自分と倉庫までの長さはどのくらいあるか、職場までの距離が何十kmかかるなど空間的な距離を表すわけです。

また、二つの物の間隔はどの程度か具体的に表せる言葉であり、その間を「最大距離間」といえば一番長い所をはかった結果を出します。

「移動距離間」といえば、向こうからこちらまで移動した長さを表せる言葉です。


「距離感」と「距離間」の違い

「距離感」「距離間」の違いを、分かりやすく解説します。

話が合わなかったり、世代が違っているためうまく会話ができないので、相手が何を考えているのかうまく把握できず、心がうまく通わないといった状況を「距離感」といいます。

世代が違う上司と部下、価値観が合わない恋人同士など、顔は合わせる機会が多いのに、いつまで経っても仲良くなれない状態を「距離感がある」というのです。

もう一方の「距離間」は、あちらからこちらに移動するまでの長さや、置いてある2つの物の間隔を表すとき使われています。

「距離感」の例文

・『距離感が近い友人はどうも負担に感じて付き合いにくい』
・『上司との距離感を掴めば、いい関係になる場合もある』

「距離間」の例文

・『前を走行する大型車との距離間を空けて走ることが必要だ』
・『取引先まで20kmの距離間があるため、行く前に食事した』

まとめ

どちらも距離を使った言葉ではありますが、心理的な「感覚」か、物理的な「間隔」を表すかの状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。

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