この記事では、「自賠責保険」と「任意保険」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自賠責保険」とは?
自賠責保険は、じばいせきほけんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、自動車損害賠償責任の略語である自賠責の漢字に、将来発生する恐れのある事故等に備えて多くの人が掛け金を出し合って事故に遭遇してしまった人に一定金額給付する制度という意味がある保険の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。
なので自賠責保険は、自動車損害賠償責任保険の略語で、自動車の保有者が強制的に加入しなければならない保険を表すのです。
「自賠責保険」の言葉の使い方
自賠責保険は、自動車の人身事故による損害賠償費を支払うための保険に対して使われる言葉となっています。
自動車の所有者は必ず加入しなければならない自動車保険であり、自賠責保険に未加入のまま車を使用すればそれだけでも罰せられるのです。
「任意保険」とは?
任意保険は、にんいほけんと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、本人の意思に任せるという意味を持つ任意の文字に、偶発的に生じる事故等に備えて多数の人が掛け金を出し、実際に事故等に遭遇した人に一定の金額を給付するという意味を有する保険の文字を加える事で成立した言葉です。
以上の事から任意保険は、当事者の自由意思で加入するかを決められる保険を示します。
「任意保険」の言葉の使い方
任意保険は、加入するか否かを本人の意思で決める事が出来る保険に対して用いられる言葉です。
特に自動車保険の1種として使われる事が多い言葉であり、自分にとって必要な補償を選んで加入するというのが、この任意保険の特徴だったりします。
「自賠責保険」と「任意保険」の違い
自賠責保険と任意保険の漢字表記を並べてると、自賠責と任意という漢字の違いを即座に発見可能です。
しかしその後に続くのはどちらも保険の漢字であり、双方共に自動車保険を指し示す言葉として駆使されています。
とはいえ自賠責保険の方は、自動車損害賠償責任保険の略した言葉であり、車の所有者が加入する義務がある強制保険です。
一方の任意保険には強制力は存在せず、自分の意思で加入するかどうかが決める事が出来ます。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字がある上に、どちらも自動車保険を表す言葉として使われているのです。
ですが自賠責保険は、自動車の所有者が必ず加入する必要がある強制的な保険に対して使われる言葉となっています。
対する任意保険は、加入するかどうかは自由意思でしかも必要な補償を選んで加入可能な、自動車保険という意味で用いられる事が多い言葉です。