この記事では、「アランニット」と「フィッシャーマンニット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アランニット」とは?
アランニットとはフィッシャーマンニットの一種で、立体的に編まれた網目模様が特徴のニットです。
アイルランドの西岸にあるアラン諸島で生まれたため、アランニットと呼ばれるようになりました。
アラン諸島は漁業が盛んな地域ですが強風が吹く過酷な環境だったため、漁に出る男性のために島にいる女性が編んだのが始まりとされます。
アランニットの模様は様々で家庭ごとに違うため、遭難した際に身元を判別するのにも使われたといわれています。
「フィッシャーマンニット」とは?
フィッシャーマンニットとは、北欧やフランス、イギリスなどの漁師たちが漁に出る際に身に着けていた手編みのニットのことをいいます。
現在はファッションの一部として取り入れられていますが、保温性や防寒性に優れています。
フィッシャーマンニットには、いくつか種類があります。
ガーンジーやアラン、フェアアイル等です。
ガーンジーニットはイギリスとフランスの間に浮かぶチャネル諸島のガーンジー島で生まれたニットです。
前後対称になっているのが特徴で、前後を気にせず身に着けられるデザインになっています。
海の上では、汚れたら裏返して着ることもあったようです。
「アランニット」と「フィッシャーマンニット」の違い
フィッシャーマンニットは、ヨーロッパの北部を中心に漁師が海に出る際に身に着けていたニットです。
その中の1つにアイルランドのアラン諸島で生まれたアランニットがあります。
フィッシャーマンニットには、チャネル諸島のガーンジー島で生まれたガーンジーニットやスコットランドの北東にあるフェア諸島で生まれたフェアアイルニット等もあります。
まとめ
フィッシャーマンニットの1つがアランニットです。
フィッシャーマンニットには、それ以外にもガーンジーニットやフェアアイルニット等もあります。
