人にはそれぞれ好きなものがあり、それに対する情熱は他の人にはわからないレベルであることもおうおうしてあります。
そのような状況をあらわす「心底」という言葉があります。
それでは、この「心底」とはどういう意味でしょうか。
また、「真底」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「心底」と「真底」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心底」とは?
「心底」とは、その文字の通り、「心の底から」という状況を表す言葉です。
通常は自分のできる限りの情熱を持ってひとつのことを考えるような気持ちです。
「真底」とは?
「真底」とは、その文字の通り、「真の底」という意味の言葉です。
一般的には「一番奥野部分」つまり「本当の真実」を示します。
「心底」と「真底」の違い
「心底」と「真底」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、同じ読みであり同じようなシチュエーションで使われます。
意味としても、何かのレベルが究極まで進んだ状態を表すと言う部分では同じですが、何が違うのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「心底」は「心のこと」を主に表すのに対して「真底」は「物理的な」ことを表すのに使われるということでしょう。
その違いは後述の例文を見ると明確になります。
ただ、その違いは微妙な物なので多くのケースでは単に文字が異なるという認識で使われているのも事実です。
「心底」の例文
・『あの人は昔から「心底」絵を愛していることは周知の事実ですが』
・『あなたが考えていることの「心底」はお見通しです』
「真底」の例文
・『この音楽の「真底」には当時の業界の流行があります』
・『芸術の「真底」まで理解しているとは言えません』
まとめ
この記事では、「心底」と「真底」の違いを、解説してきました。
この2つのような言葉を使えるような状況はそんなにあるわけでは無いので、逆に幸せであると言うこともできます。
これからの人生でこれらが使えるような熱い思いを失わないようにしたいものです。