「とうとう」と「ようやく」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「とうとう」と「ようやく」の違いとは?違い

この記事では、「とうとう」「ようやく」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とうとう」とは?

「とうとう(到頭)」とは、ある物事が最終的にそうなったさまを意味しています。

「とうとう(到頭)」と意味が似ている語には、「ついに」「結局」「最終的に」などがあります。

「とうとう」と読む漢字には、他にも「滔滔」「蕩蕩」「等等」などがあり、それぞれ意味が異なります。

「滔滔」は水が勢いよく、盛んに流れる様子や、よどみなく話す様子、すべて一様な様子を意味しています。

また、「蕩蕩」は大きくて広々としているさまや、穏やかでゆったりとしているさまを言います。

そして、「等等」「等」を繰り返して、並べあげたものが他にもまだあることや、それらを省略して示す意味があります。

さらに、「とうとう(到頭)」の英語表記は「finally」などになります。


「ようやく」とは?

「ようやく(漸く)」とは、時間や手間がかかった後に、望んでいたことが実現するさまを意味しています。

「ようやく」と似た意味を持つ言葉としては、「やっと」「かろうじて」「ついに」「ようよう」などがあります。

そして、「ようやく(漸く)」と意味が反対の語は「直(す)ぐ」「容易(たやす)く」などになります。

さらに、「ようやく」は英語で「at last」などと表記することができます。


「とうとう」と「ようやく」の違い

「とうとう」「ようやく」の違いを、分かりやすく解説します。

「とうとう(到頭)」は、ある物事が最終的に、良くも悪くも、そうなったさまを意味しています。

一方、「ようやく(漸く)」は時間や手間がかかった後に、望んでいたことが実現するさまを表しています。

「とうとう」「ようやく」には、このような違いが見られます。

「とうとう」の例文

・『とうとうこの日がやってきてしまいました』
・『ずっと探していたものをとうとう見つけることができた』

「ようやく」の例文

・『誰もが望んでいたことが、長年の月日を経て、ようやく実現した』
・『自分に合った方法をようやく見つけることができました』

まとめ

今回は「とうとう」「ようやく」の意味や違いなどについてご紹介してきました。

「とうとう」「ようやく」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。

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