「とうとう」と「やっと」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「とうとう」と「やっと」の違いとは?違い

この記事では、「とうとう」「やっと」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「とうとう」とは?

我慢していたが、堪忍袋の緒が切れて怒りが爆発することを「とうとう」といった使い方をします。

「とうとう怒りが爆発した」といった使い方しては、たまり兼ねていたものが表に出る様子を表すのです。

元々は水の流れが勢いよく下流に流れていく様子を表したり、心が広く、ゆったりしていて頼れる人を指すところからきています。

このようなところから、よどみもなく、弁舌が立つ人が流暢に伝えるところを褒める意味で使うのです。


「やっと」とは?

時間を経て自分が思い描いた状態になったとき使うのが「やっと」です。

かなり長い道のりを経て得た結果に満足した人は、満足するほど達成感に包まれて嬉しい気持ちに包まれた状況で使います。

ようやくといった意味があり、「やっと念願かなった」というように、思い描いていたものが現実になったことの喜びを表す言葉です。


「とうとう」と「やっと」の違い

ここでは「とうとう」「やっと」の違いを、分かりやすく解説します。

何時間も色々な話ができることを「とうとう」といいます。

また、「とうとう手首を傷めた」というように、何時間も同じ作業していて腱鞘炎になってしまったと悪い結果になった状態を伝える言葉です。

もう一方の「やっと」は、時間はかかって念願がかない、現実的になって良かったと思う気持ちを表すとき使います。

かなり苦労した場面で使う言葉で物が完成した、仕事が終わったという状況で伝えるのです。

「とうとう」の例文

・『長年研究していた10年も保存できる非常食がとうとう完成した』
・『気難しい工場長との辛い日々に、とうとう工員は作業場から逃げ出した』

「やっと」の例文

・『5年間も彼氏の束縛に悩んでいた日々からやっと解放された』
・『何日も敵から逃げていた兵士が村人に助けられ、やっと食べ物にありついた』

まとめ

苦労した結果を伝えられる言葉を2つ取り上げましたが、意味がまた違ってきます。

どのような使い方するか学び、何がどうなったか具体的に伝えてみましょう。

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