「とうとう」と「いよいよ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「とうとう」と「いよいよ」の違いとは?違い

この記事では、「とうとう」「いよいよ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とうとう」とは?

漢字では「到頭」と表記する「とうとう」とは、「いろいろな過程を経て」あるいは「挙句の果てに」などという意味合いで使われている文言です。

ある物事が最終的に落ち着く状態を示しており、「やっと」または「ようやく」などという語とほぼ同様のニュアンスで使用されています。


「いよいよ」とは?

「いよいよ」とは、「前の状態よりもさらに」もしくは「ぎりぎりの状態である」などという意味合いで使われている言葉です。

「時期がすぐそこまで迫っている」ないし「待ち望んでいたことが実現しそうである」などというニュアンスで用いられており、「ついに」ないし「最終的に」などという語と同じようなニュアンスで使われています。


「とうとう」と「いよいよ」の違い

「とうとう」「いよいよ」の違いを、分かりやすく解説します。

「とうとう」「いよいよ」は、どちらの言葉も「ある時期やタイミングなどが近づいている」などというニュアンスで用いられています。

受ける印象はとても似ていますが、使い方には若干差がある表現です。

「とうとう」は主にネガティブな事柄を迎える時に使われる言葉で、一方「いよいよ」は主にポジティブなことが近づいてきた場合に使われる文言です。

もっている意味は似通っている語句ですが、それぞれが修飾する内容は反対の意味をもっている場合が多いので使う際には注意が必要になります。

「とうとう」の例文

・『夏休みが終わりそうですがとうとう宿題にはまったく手をつけませんでした』
・『大好きなTVドラマがとうとう最終回を迎えてしまいました』

「いよいよ」の例文

・『日本のサッカーがいよいよ世界を驚かせる日がやってきましたね』
・『明日からいよいよ社会人としてスタートします』

まとめ

「とうとう」「いよいよ」は、いずれの言葉も「ある時期を迎える」心情などを示す場合に使われる語句になります。

後に続く内容によって使い分けることができる文言ですが、とても混同しやすい表現ですので使う際には上手に使いこなしましょう。

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