この記事では、「ボルネオ島」と「カリマンタン島」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボルネオ島」とは?
ボルネオ島は、ぼるねおとうと読むのが正解な言葉です。
かつてこの島の北半分を領地としていたブルネイが訛って、ボルネオ島と言われる様になったと言われています。
故にボルネオ島は、マレー諸島の中で最大の東南アジアにある島を表すのです。
南シナ海やスールー海、セレベス海やジャワ海等に囲まれている島であり、インドネシアにマレーシア、ブルネイの3カ国が領土として所有している島となっています。
「カリマンタン島」とは?
カリマンタン島は、かりまんたんとうと読むべき言葉です。
ダイヤモンドが採掘されていた場所であった事から、ダイヤモンドの川という意味を持つカリマンタンと名付けられました。
以上の事からカリマンタン島は、東南アジアにあるボルネオ島のインドネシア領を示す言葉です。
全島の内の南部の8割程がインドネシアの領土となっているため、この地域に対してカリマンタン島という言葉が用いられています。
「ボルネオ島」と「カリマンタン島」の違い
ボルネオ島とカリマンタン島の文字表記を比較してみると、ボルネオとカリマンタンという文字の違いがある事に気付けるものです。
所がどちらも東南アジアに存在している島を表現する言葉であるだけでなく、同じ島を指し示す言葉である点がややこしかったりします。
とはいえ意味には違いも見られ、ボルネオ島はマレーシア諸島で最大の島全体を表すのです。
一方のカリマンタン島は、ボルネオ島の中でインドネシアが所有している領土の部分を示す言葉となっています。
まとめ
2つの言葉は見た目も読み方も特に似てはいませんが、どちらも東南アジアにある同じ島を意味する言葉です。
ただし意味のニュアンスには相違点が存在しており、ボルネオ島はマレー諸島にある東南アジアの島で、インドネシアとマレーシア、ブルネイの3国が領土を分け合っている島全体に対して使われる言葉となっています。
対するカリマンタン島は、そんなボルネオ島の中でインドネシアが所有している地域を指す言葉として、用いられているのです。