この記事では、「呑気」と「暢気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「呑気」とは?
気性が穏やかで行動に移すときものんびり行うのが「呑気」【のんき】な人に見られる傾向です。
危機感もなく、問題が起きても人事のような表情を見せたり、人に対して気を使いません。
使い方としては、「呑気に日々を過ごす」といい、何も考えずただその日を生きて過ごすといった様が見えるのです。
このような人は社会問題や流行といった人が興味を示すものに無頓着な態度を見せます。
「暢気」とは?
気分がおっとりしていることを「暢気」【のんき】といいます。
深刻な問題が起きても気楽に考えては取り乱さず、失敗してもあまり悩まないほどのんびりしている人を指す言葉です。
このような人は気が長いので、何時間も行列に並んでも苦にならず、待ち合わせに遅れて来た人を許せるといった寛大なところが見られます。
「呑気」と「暢気」の違い
「呑気」と「暢気」の違いを、分かりやすく解説します。
地震が起きて、そこに津波が差し迫っているのに慌てる様子を見せず、余裕ある表情を見せては逃げない人の穏やかすぎる様を「呑気」といいます。
せわしくなく、自ら物を積極的に貰わず、受け取るとき手を出すといった行動する人の考え方を指すのです。
もう一方の「暢気」は驚くほど怖い状況になっても自分には関係ないといった態度を見せるほど、物事に対して無頓着な人という意味で使われています。
この2つの言葉の違いは、「呑気」の方が人の性格や行動を表し、「暢気」は気分に焦点を当てた言葉として使われているところが違う点です。
「呑気」の例文
・『結婚式が始まるのに、兄は呑気に漫画を読んで笑っていた』
・『弟は呑気に歩いていたので、猪に噛まれて大怪我を負った』
「暢気」の例文
・『暢気な若者の様子を見て、高齢男性は背中を向けてため息をつく』
・『物事を考えて落ち込む自分が暢気であれば良かったと強く思った』
まとめ
読み方と意味はほぼ同じ言葉を2つ取り上げましたが、使い方が微妙に異なります。
自分なりに深堀して、どのようにのんきなのか伝えてみてもいいでしょう。