この記事では、「武骨」と「無骨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「武骨(ぶこつ)」とは?
「武骨」には以下の意味が含まれています。
・「無作法なこと」や「無礼なこと」、「不風流なこと」
・「役に立たないこと」や「才のないこと」
・「具合の悪いこと」や「都合の悪いこと」
・「武術に優れていること」
・「(男性の)行動や性格などが骨張っていること」や「洗練されておらず、粗野であるさま」、「角張って堅くゴツゴツしていること」
・「(あたかも体に骨が無いように見えることから)軽わざなどの曲芸」
・「骨のないこと」や「骨なし」
「武骨」の言葉の使い方
「武骨」は名詞として使われています。
「無骨(ぶこつ)」とは?
「無骨」とは、先述した「武骨」と同じく、「無作法なこと」や「無礼なこと」、「役に立たないこと」、「具合の悪いこと」などの意味を含め、「武骨」とは表記違いの言葉になります。
「無骨」の使い方
「無骨」は名詞として使われています。
「武骨」と「無骨」の違い
「武骨」と「無骨」はいずれも同じ意味を表す言葉です。
したがって、「武骨」と「無骨」は同義語であり、表記違いの言葉になります。
「武骨」の例文
・(無作法という意味で)『彼は言動が武骨な性格であるが、根は良い人である』
・(武術に優れていることという意味で)『私の父は剣道や柔道に通ずる武骨な人物であった』
「無骨」の例文
・(才のないことという意味で)『彼女は無骨であると蔑まれてきたが、後に大業を成した』
・(骨のないことという意味で)『パフォーマーが舞台で披露した曲芸は無骨のようにしなやかであった』
まとめ
・「武骨」=「無骨」は「無作法なこと」や「無礼なこと」、「役に立たないこと」や「才のないこと」、「具合の悪いこと」や「都合の悪いこと」などの意味を含める言葉です。
・「武骨」と「無骨」は同義語であり、表記違いの言葉になります。