「興す」と「発足」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「興す」と「発足」の違いとは?違い

この記事では、「興す」「発足」の違いを分かりやすく説明していきます。

「興す」とは?

「興す」「興」には、さかんになる、はじまる、ふるいたつ、などといった意味があります。

そのため、「起こす」とは少し異なった意味を持つ「興す」

「興す」には、ひっそりしていたものを目立つ状態にする、衰えていたものを再び勢いづかせる、といった意味があり、単に「起こす」ことを意味する言葉ではありません。

加えて、「興す」には、気力を充実させる、奮い立たせる、大挙して立ち上がらせる、といった意味もあります。

使い方としては、「国を興す」「地域を興す」などになります。

また、類義語には「樹立」「築き上げる」「設置」「起業する」「着手する」などがあります。

対義語は「滅ぼす」「亡ぼす」です。


「発足」とは?

「発足」は、組織や機構などが設けられ活動を始めることを意味します。

また、出発することといった意味もあります。

使い方としては、「政権の発足」「サークルの発足」「新規部門の発足」などになります。

また、類義語には「創立」「仕掛ける」「幕開け」「滑り出し」「スタート」などがあります。


「興す」と「発足」の違い

「興す」「発足」の違いを、分かりやすく解説します。

「興す」「発足」は、どちらも、何かを起こすといった意味では同じ意味を持つ言葉です。

ただし、「発足」が組織や機構などが設けられ活動を始めることを意味するのに対し、「興す」の場合は、ひっそりしていたものを目立つ状態にする、衰えていたものを再び勢いづかせる、といった意味があります。

この、ひっそりとしていたもの、衰えていたもの、といった点について、2つの言葉の違いがあります。

「興す」の例文

・『故郷のために地域を興すイベントに積極的に参加しています』
・『事業を興したばかりの頃、人材確保に手こずりました』

「発足」の例文

・『先日、新店舗の発足式が行われました』
・『新政権の発足を楽しみにする』

まとめ

「興す」「発足」の違いは以上になります。

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