この記事では、「胸熱」と「熱盛」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「胸熱」とは?
感動する場面を見たとき、胸が熱くなるほど感動が込み上げてくることを「胸熱」【むねあつ】といいます。
元々は「胸が熱くなる」という意味があり、それほど感動する舞台や映画、ドラマを視聴したときに感じる気持ちを表す言葉です。
言葉の出所は2018年、アナウンサーが人々の熱がほとばしる野球での好プレーを紹介する場面で使った言葉でした。
「熱盛」とは?
プロ野球を実況する番組で、人々の印象に残る言葉を考えていたところ、「熱く盛り上がった場面」を略して「熱盛」【あつもり】と考えました。
この言葉を考えた放送作家が言い放った言葉は、テレビ番組の「きょうの熱盛」として使われるようになるのです。
この言葉がSNSで広まり、実況パワフルプロ野球でも人気が出て、多くの人に知られる言葉になりました。
勝利したチームだけでなく、負けた側の感動場面も「熱盛」として表すようになります。
「胸熱」と「熱盛」の違い
「胸熱」と「熟盛」の違いを、分かりやすく解説します。
人は感動する気持ちに包まれると胸が熱くなります。
このときの状態を「胸熱」といい、とても感動して熱い気持ちに包まれている状態を表すわけです。
それほど目の前で繰り広げる光景は人々の感情を揺さぶり、激しく鼓動が高鳴る様を表します。
もう一方の「熱盛」は熱い場面で盛り上がるといった意味があり、テレビ番組では「熱盛コーナー」として勝利した側と負けたチームの感動場面を取り上げるのです。
「胸熱」の例文
・『負けが見えても最後まで挑戦する選手の姿は胸熱だ』
・『懸命にチームを応援するファンの一体感に胸熱になる』
「熱盛」の例文
・『プロ野球では、熱盛な場面はファンの心を捉えて感動させる』
・『負けたチームの熱盛な姿を取り上げるとファンは感動して泣く』
まとめ
「熱」という漢字を使っている言葉ですが、「胸」と「盛」に違いがあります。
ここをよく踏まえれば、どのような感動シーンで使うとより感情を出せるか分かるでしょう。